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理事長・学長


 グローバル化した現代社会において、産業界が世界的な競争力を勝ち得ていくために、 「独創性」や「卓越した専門知識」「自由な発想」「チャレンジ精神」のみならず、 「産業創出への強い意欲」「研究ニーズの発掘力」「研究マネージメント能力」 「人を惹きつけるリーダーシップ」などの能力を兼ね備えている高度研究人材が渇望されています。

 大阪府立大学では、このような人材の育成システムを構築するため、 平成20年に文部科学省 科学技術振興調整費の支援を得て、 21世紀科学研究機構内に「産学協同高度人材育成センター(IDec)」を設立しました。 設立から5年が経過した現在、ようやくその成果が目に見える形で結実しはじめ、 府立大学の博士人材の高度な研究能力と高い適応能力が産業界から評価を受けるようになりました。 また、構築された人材育成システムは文部科学省からも高い評価を受けることができています。 現在センターでは、大阪市立大学、兵庫県立大学と協力し、 文部科学省 科学技術人材育成費補助金による「ポストドクター・キャリア開発事業」として、 「産業牽引型ドクター育成プログラム」を引き続き推進しています。

 本プログラムでは、高度な学術研究能力と高い実業的センスを併せ持つ若手研究者・学位取得研究者を育成するために、 産業界と密接に連携しながら様々な人材育成プログラムを実践しています。 これらのプログラムは、「イノベーション創出型研究者養成」カリキュラム(通称:府大TEC(Technology-based Entrepreneurship Course))として 全学の博士後期課程(博士課程)学生に提供されています。 企業提供および大学所有の特許を基にアイデアを事業としてまとめるビジネス企画特別演習、 企業人をはじめとする多彩な講師陣から技術経営や企業研究者に必要な素養を学習できる産学連携特別演習、 3ヶ月以上の企業でのインターンシップを経験できる企業研究特別演習、 マーケティングから研究計画・予算の立案、研究チーム編成から進捗管理などを実践的に学ぶことができる研究リーダー養成特別演習など、 4つのユニークなコースを設けています。教員による高度な研究指導に加えて、このような産学協同での教育を高次元で融合させることによって、 次世代の産業界を牽引する人材としての博士人材の育成が行われています。

 全学の博士後期課程のみなさん、博士研究員のみなさん、また博士前期課程の学生さんも、 TECカリキュラムをはじめとする、様々な教育メニューを体験してください。 そうして、高度研究者としての貴方自身の将来(キャリアパス)を考える良いきっかけにして頂けたらと思います。 皆さんの将来設計を力強くサポートする スタッフが多くの学生さんとの出会いを心待ちにしています。

公立大学法人 大阪府立大学理事長・学長
辻 洋


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