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趣旨

産業界で輝くドクター!

「イノベーション」を担いうる若手人材に、実社会感覚を。

産業界では、生産性やパフォーマンスの向上だけで競争力を確保できる時代は終わり、21世紀の日本企業は何らかの「イノベーション」を起こさなければ生き残れないと言われています。

イノベーションは日本語では「技術革新」と言われていましたが、今では新しい技術の発明だけではなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し社会的に大きな変化をもたらすことであり、言い換えればそれまでのモノ、仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に不連続な変化を引き起こすことを指すようになってきています。

この広い意味でのイノベーションを担いうる能力を持つ若手人材が力を充分に発揮できる社会環境を整えることが重要であることは言うまでもありませんが、一方で創造性豊かな若手研究者を、基礎研究を通じた高度に専門的な知識や経験だけでなく実社会感覚を身につけるように育成することも重要なことだと考えています。

本学では、産業界で活躍できる博士後期課程修了者を育成することが、高等教育研究機関としてこれから果たすべき重要な役割の一つであると認識し、力を入れはじめたところです。

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博士人材は、企業の国際競争力を支える一つの源。

現在、博士後期課程修了者のような高度な専門性を持つ若手研究者にとって産業界におけるニーズは必ずしも高いものではありません。これは、博士課程修了者の多くが深い専門知識を持つけれども創造性、問題解決能力、応用力、社会性といった能力が充分でなく、産業界に望まれる人材にうまく適合していないことが一因だと考えています。

しかしながら、博士の称号は海外では日本よりはるかに高い価値を持ち、博士号を持つ人材は企業の国際的競争力を支える一つの源としてこれから需要が高まるものと確信しています。そのため、企業で活躍することを希望する意欲、能力の高い博士後期課程の学生や若手の研究者が産業界と接点を持つ機会を積極的に支援し社会的な認識を高めることが大学の取り組むべき重要な課題と考えています。

その中で本学では、文部科学省「ポストドクター・キャリア開発事業」プログラムに「産業牽引型ドクター育成プログラム」を提案し、平成24年度に採択され現在推進中です。

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協働育成により、企業競争力向上に寄与できる博士研究者を。

本プログラムは、
● 産業界を目指す博士の育成に的を絞る
● 大学だけで育てるという発想を転換
を特徴としています。すなわち、企業からの助言、実践的研究プログラムによる協同育成等に基づいて、企業競争力の格段の向上に寄与できる博士研究者を育成することにあります。

中でも核となる『産学連携実践プログラム』は、その実現のために大学と国内外の企業等が協働して、博士課程修了者(PD)や博士後期課程大学院生(DC院生)の学生を育成するもので、研究開発・技術開発の実践や異分野・融合領域への挑戦など、多様な場で創造的な成果を生み出す能力を身に付けるための機会を提供するプログラムです。

つきましては、ご賛同いただける関係機関、企業の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、これからのイノベーションを担う若手人材に相応しい多様なキャリアパスを構築するために本プログラムを積極的に活用して下さるよう重ねてお願い申し上げます。

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